外壁のリフォームでサイディングを使った張替えを検討しているなら、まずはサイディングの種類とそのメリットデメリットを知っておきましょう!
目次
サイディングとは?のおさらい
サイディングとは板状のパネルのこと。
古くからの家だと漆喰やモルタルといった素材を、外壁面にコテで塗りつける手法で作られていました。左官職人がメインに工事をします。
いっぽうサイディングを使った外壁は、出来上がっている板状の素材を1枚ずつ外壁面に貼り付ける作業になります。
デザインも豊富で組み合わせができるのと、工期が短くできるのでコストダウンできる手法として取り入れられています。
サイディングメーカー大手の「ニチハ」のサイディングボードサンプル


おしゃれでコストダウンできるというのが魅了ですよね。
壁の広さに合わせてサイディングの板(サイディングボードと呼びます)をカットし、それぞれのつなぎ目はしっかりとシーリング(ボンドみたいなもので目地を埋めてくっつけます)します。
板を貼り合わせて作られるので、
作業が早くて工期が短い=職人さんが働く日数が減る=工賃カット=コストダウンできる
という流れ。
サイディングのつなぎ目をしっかりと工事することが大切なポイントで、ここのシーリングをきちんとできないと、雨漏りやひび割れなどの原因となってしまいます。
新築の家だと、サイディングを使った住宅がほとんどかな?私の住んでいる地域では、新築の家やマンションはほぼ、サイディングを使った外壁を採用しています。
パッと見て、レンガ貼り?と思った外壁もサイディングを使ったものだったり、石を貼ってあるみたいなおしゃれなレストランもサイディングを使った壁だったりします。
それとは逆に、真っ黒でなんだろう?と思った無印良品の家の外壁も金属系のサイディングだったりするんですね。
サイディングを使った外壁は種類や組み合わせが豊富でお隣との差別化が図れるし、マンションやアパートのリノベーションにも有効なので、新築マンションに対抗したいアパートの大家さんにもおすすめです。
サイディングの種類とメリット・デメリット
サイディングボードは素材によっておもに4つに分けられています。
- 窯業系サイディング
- 金属系サイディング
- 木質系サイディング
- 樹脂系サイディング
一番採用されている割合の多いサイディングが、窯業系(ようぎょうけい)と呼ばれていて、セメントに繊維質を混ぜて作られた素材のサイディングボードです。
次が金属系で、昔だとトタン屋根の家とかありましたが、このトタンも金属系サイディングの仲間に分類されますね。今はアルミと鋼の合金を塗ったボードを金属系サイディングとよんでいることが多いです。
続いて木質系と樹脂系です。
サイディングを外壁に利用する際の大きなメリットは経年劣化の少なさとコストパフォーマンスの良さですが、劣化しないということではありませんので、やがては塗り替えたり張り替えたりといったメンテナンスをする必要があります。
サイディングを使ったリフォームのメリット
サイディングを使ったリフォームのメリットはこちらです。
- 経年劣化がしにくい
- コストダウンできる
- 工期が短くできる
- 今ある外壁の上から張り替えることができる
- 耐火性がある
サイディングを使ったリフォームのデメリット
サイディングを使ったリフォームする際のデメリットというと、やはり工事をする際の注意が多いです。
- 工事がしっかりできていないと剥落する
- 工事がしっかりできていないと室内がカビ・結露になる
- 工事がしっかりできていないと雨漏りしたり水が染み込む
新築で家を建てるときにサイディングを使うのと、リフォームする際の工事では、注意しなければ行けないポイントが異なってくるので、しっかりとした技術力のあるリフォーム業者を選ばないといけないですよ!
https://refom-beginner.com/ranking/
採用件数7割のシェア「窯業系サイディング」とは

窯業系(ようぎょうけい)サイディングボードとは、セメント室の素材に繊維質を混ぜて作られたボードのことです。
繊維質を混ぜる割合が違ったり、使われる繊維の種類が異なるため、出来上がりや品質にも差があります。サイディングボードのメーカー最大手は「株式会社ニチハ」さんですね。
ニチハさんには30年保証という長期間保証をしてくれるサイディングボードがあり、条件がつきますが劣化しにくい外壁素材を作られているメーカーです。
ニチハのホームページをみると、こんなデザインもサイディングでできるの!?と驚きます。バリエーション豊富で、カラーも様々に用意されています。



窯業系サイディングを使った外壁のメリット・デメリット
窯業系のサイディングボードを使って外壁をリフォームする際のメリットとデメリットをまとめます。
- コストパフォーマンスがいい
- 耐火性が高い
- 硬質なので地震に強い
- 価格が他のサイディングをに比べ安い
- 実績のあるサイディングなので技術のある業者が多い
- デザインが豊富
- 施工が悪いと剥がれ落ちる
- 施工が悪いと防水性が弱まり雨漏りする
- シーリングが見えるので他のサイディングと比べ劣化が早い
需要拡大中「金属系サイディング」とは
金属系のサイディングは主にガルバリウム鋼板(ガルバ)と呼ばれる金属ボードを利用した外壁材が主流です。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金をめっき加工した鋼材の板を貼り付けて外壁にします。
そのほか、アルミメーカーが販売している軽量なアルミ製のサイディングや、耐久力に優れたステンレス製のサイディングなどもあります。

無印良品の「無印良品の家」の外壁は金属系サイディングを使っているんだそうです。
この黒い外壁のほかに白い外壁の無印良品の家もありますね。
金属系サイディングは塗料をぬると吸着性がいいので、色落ちなどの劣化が少ないそうです。金属系だからといってメタリックな外観になるわけではなく、塗料を塗ってカラーバリエーションをつけたり、窯業系のようにレンガ風やタイル風のデザインのボードもあるんですよ!
金属系サイディングの大手メーカーはアイジー工業さんです。
金属サイディングの最大のメリットは外壁カバー工法という方法で、外壁のリフォームができることです。
特に築年数が古くなって痛みの激しい壁には、塗装の塗り直しをしても傷がなおらず、上から貼り重ねる対処しかできない場合があります。その場合に可能なのが、窯業系よりも軽量な金属系サイディングです。
一方、金属であることで、湿気を通さないことがデメリットになることがあります。
保温性に優れる金属系サイディングは、きちんとした工事をしないと室内の湿気をそとににがすことができなくなり、室内に結露がひどくなったり、カビが生えたという苦情になることがあります。
室内の湿気がひどくなると木材を腐らせ、床が抜けたりシロアリの被害報告が増えたりしますので、きちんとした技術力のあるリフォーム業者選びをする必要があります。
窯業系サイディングと比べ金属系サイディングはまだ市場でのシェアが少ないため、施工実績のある業者も少ないのです。
金属系サイディングを使った外壁のメリット・デメリット
金属系のサイディングボードを使って外壁をリフォームする際のメリットとデメリットをまとめます。
- 保温性が高い
- 耐火性が高い
- 防水性が高い
- 防音性が高い
- メンテナンスが長期間不要
- カバー工法で工事ができる
- 施工が悪いと湿気が室内にこもるので「カビ・結露」の原因となる
- 金額がやや高い
- 傷がつくと錆びることがある
サイディングを外壁リフォームに取り入れるときに注意する点
窯業系サイディングも金属系サイディングも、メリット・デメリットを確認して、自宅の状況や希望にあった内容の工事にすることが最も大切です。
そこでもっとも大切なのは、サイディングのもつメリットを最大限に引き出せる工事手法をすることができる技術力です。
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